開講の目的

ファーマコメトリクスとは、数理モデルと計算機科学を用いて薬剤の効果および副作用を解析し且つシミュレーションする手法であり、新医薬品の開発や臨床での薬剤適正使用に応用します。新薬開発には数百億円という莫大な費用のかかる臨床試験が必要ですが、そこに計算機科学を導入することにより、より早くより効率的に最適解(最適の用量用法)に到達できます。今やグローバル製薬企業はこぞってファーマコメトリクスを新薬開発のコア技術として活用しており、その専門技術を有する人材は世界的に渇望されています。一方、医薬品を使用する医療側もファーマコメトリクス・データを読み解く力が求められています。

このような次世代型プロフェッショナル人材を殿町キャンパスから世界に向けて輩出する一環として、本コースはファーマコメトリクス・エキスパート育成を目的として開講します。

受講対象

基礎編・中級編・応用編と続く一連のコースでファーマコメトリクスの専門知識および解析スキルを習得することにより、将来活躍の場は大きく広がります。

基礎編はファーマコメトリクスの知識を有しない者あるいは初学者レベルを対象とします。よって、薬学・工学・理学・医学・農学のさまざまな領域の方々、または学部生、大学院生、企業・医療機関・行政機関などに所属し、将来の活躍の場を広げる意欲をお持ちの方々にとって最適の教育コースです。

受講条件

  • 3日間を通してすべてのプログラムを受講することが条件です。
    3日間を通しての一貫プログラムですので、部分的な参加は認めません。欠席者は、今後、本コースの参加を認めないことがあります。
    また次ステップとなる中級編を受講するためには、基礎編の受講が必須条件となります。
  • 大学入試レベルの微分方程式に関する知識を必要とします。
    薬学・薬物動態学の予備知識は不要ですが、ハンズオン演習で計算式の展開やプログラムコードの記述を実習しますのでその適性は必要です。演習ではファーマコメトリクス専用の解析ソフトウェアを使用しますが、操作法はコース内で解説するので事前知識は不要です。

プログラム

ファーマコメトリクスの基礎から学ぶ入門的講義、パソコンを用いたハンズオン演習、およびグループワーク

1日目
7月25日(水) 10:00~17:00
  • 薬物動態の基礎理論
  • 演習:種々の投与経路による薬物動態の違い、単回投与と繰り返し投与の違い、体内における薬物蓄積の時間推移、点滴速度を変えたときの血液中薬物濃度の変動などをシミュレーション
  • 希望により17:00以降もハンズオン自習可能
2日目
7月26日(木) 10:00~17:00
  • 薬物動態のモデリング
  • 薬物動態と薬効の相関 (PK/PD) 解析
  • 演習:薬物動態モデル解析、薬理作用メカニズムに基づく薬効解析、および内因性物質の生成・消失を介した薬効発現モデル
  • 希望により17:00以降もハンズオン自習可能
3日目
7月27日(金) 10:00~17:00
  • ファーマコメトリクスを用いた最適投与計画の考え方
  • 演習(グループワークおよびプレゼンテーション):腎障害患者における用量調節、薬物濃度の変動に伴う副作用発現リスクのモデリング&シミュレーション
主 催 リサーチコンプレックス推進プログラム中核機関(慶應義塾大学)
協 力 サターラ合同会社(Certara G.K.)
後 援 日本製薬工業協会
コース責任者 谷川原 祐介(慶應義塾大学医学部臨床薬剤学 教授)
チューター

山下 富義(京都大学大学院薬学研究科 教授)
佐古 兼一(日本薬科大学 臨床薬学部門 講師)
岡田 章(武蔵野大学 薬学部薬学科レギュラトリーサイエンス研究室 助教)
笠井 英史(サターラ合同会社)
小川 隆則(サターラ合同会社)
千村 淳(サターラ合同会社)
※演習に必要なソフトウェアをインストールしたパソコンは貸与しますので持参不要です。

受講料
  • 学部生、大学院生:無料
  • 学校法人、行政機関、国公立研究機関、病院に勤務する者:無料
  • 企業に勤務する者:37,800円(税込)
    ※ 殿町リサーチコンプレックス推進プログラムの提案機関、参画機関は30%割引金額とさせていただきます
定 員 20名程度 (応募者多数の場合、受講者を選考させていただきます。)
会 場 慶應義塾大学殿町タウンキャンパス セミナールーム
(神奈川県川崎市川崎区殿町三丁目25-10 Research Gate Building TONOMACHI 2A-棟 4階)

(京急大師線「小島新田」駅下車徒歩約25分 / 「産業道路」駅よりバス5分、徒歩5分)アクセス

参考情報(宿泊施設) ご遠方から受講ご希望の方へ
殿町地区に新たにホテルが開業しました。
https://www.tokyuhotels.co.jp/kawasaki-r/index.html
受講申込 受講ご希望の方は、本ページ下記フォームからお申込みください。
申込締切 2018年7月10日(火)
満員御礼 / ご応募を締め切りました。
受講申込の流れ
  1. 募集開始
  2. 受講希望者⇒ウェブサイトから受講申込ください。
  3. 運営事務局⇒申込者へ受理メールを送付いたします。
  4. 運営事務局⇒申込多数の場合は選考を行います。
  5. 運営事務局⇒受講者確定後、該当の申込者に受講証をメールにて送付いたします。
キャンセルの連絡 お申し込み後にやむを得ない理由によりキャンセルされる場合には、運営事務局までメールにて速やかにご連絡ください。
キャンセルポリシー お申し込み後にキャンセルをされる際には、必ず受講日の3日前までに運営事務局あてにメールにてご連絡をお願い致します。
ご連絡なくキャンセルをされた場合には、今後実施予定の講座へのエントリーをお断りすることがございますのでご留意願います。
講座日時の変更について 本スクールの都合により開催日時を変更する場合には、講師の急病などやむを得ない場合を除き、原則として講義開催の7日前までに運営事務局よりメールまたは電話にてご連絡いたします。
その際、改めて参加・不参加のご希望を確認させていただきます。
講座日時の中止について 本スクールの都合により講座を中止する場合には、講師の急病などやむを得ない場合を除き、原則として講義開催の7日前までに運営事務局よりメールまたは電話にてご連絡いたします。
天候事情などによる受講キャンセルについて 運営事務局から講座の変更・中止のご連絡を行わない限り、当日の天候事情(降雪などの事由)により欠席される場合にも受講者の都合でのキャンセルとなりますことを、予めご了承ください。
運営事務局(問合先) 殿町ウェルビーイングイノベーションスクール運営事務局
(運営元:エリアワークス株式会社 担当/根本)
E-mail: school@tonomachi-wb.jp / tel:044-201-7815